産業機器向け塗料

コンベア、ベルト、チェーンなど、通常は油を使用する部品において、製造する製品や作業環境によっては油が使えないことがあります。例えば、食品や医薬品の製造ラインでは、油の使用が製品の汚染を引き起こす可能性があるため、避けることが多いです。そのような状況で、固体潤滑塗料「DEFRIC」が採用され、油の使用が難しい場合でも部品の摩耗を防ぎ、スムーズな動作を保証します。

「DEFRIC」は、その非粘着性と潤滑性を活用して、金型の離型効果を強化し、成型のスムーズさを向上させることができます。これにより、樹脂やゴムの成形から熱間鍛造、高温下でのガラス成形など、様々な用途で広く採用されています。

建機や重機は重量物を扱うため、パーツによっては極めて高い負荷がかかります。このような場面では高荷重に対応した「DEFRIC」を採用することにによって、カジリの防止や長寿命化を図ることが可能です。

「DEFRIC」の下記グレードは、コンプレッサーやポンプ部品の高速回転時の安定性、耐摩耗性、及びカジリ防止を実現するために、広く採用されています。また、流体やガスに対しても高い耐性を持つバージョンも提供されています。