受託分散:最先端のナノ材料とカーボンナノチューブの分散技術

受託分散サービスのご案内
当社は、無機材料やカーボンナノチューブ(CNT),グラフェンなどの有機材料の分散技術において豊富な経験と高度な技術を有しています。お客様のニーズに応じた分散技術を提供し、高品質な製品の実現をサポートいたします。以下では、私たちの分散技術の特長と強みについて詳しくご紹介いたします。
高度な分散技術によるCNT分散
CNTの分散技術は、CNTと分散する媒体との界面制御や繊維を壊さずに分散する技術が非常に重要です。特にポリアルファオレフィン(PAO)のような油性媒体においては、CNTの極性がほぼ同じであるため、分散が非常に困難です。 当社は独自の技術を用いて、PAO中でCNTの分散に成功しております。下の顕微鏡写真は分散前後の状態を示しており、凝集を解き、透明な状態を維持しています。
有機溶媒や水への分散実績も多数あり、この技術を応用した導電インクでは、カーボン系材料のみを使用して、電気抵抗率が10-3Ωcmという驚異的な値を示しています。

反応性樹脂における高濃度分散技術
私たちの革新的な技術は、反応性希釈剤、反応性樹脂中での高濃度ナノシリカ粒子の分散にも応用されています。従来の方法(下写真右)では、高いせん断力や衝撃を加える必要があり、その結果、分散の安定性が低下し、樹脂の反応や劣化を引き起こすことが多く、高濃度分散の妨げとなっていました。しかし、私たちの新技術(下写真左)は、1000センチポイズ(cp)未満の高濃度分散を安定的に実現することが可能です。また、この技術は高反応性媒体においても高濃度分散を実現し、さまざまな産業分野での応用が期待されています。

無機粒子の混合技術と光学特性の向上
無機粒子分散液と樹脂の混合においても、私たちの技術はその真価を発揮します。一般的に、粒子(特にナノ粒子)分散液は樹脂と均一に混合されず、結果として光学特性の劣化やアッベ数の低下を引き起こします。これは粒子が凝集する傾向があり、測定点での不一致や時間経過による特性変化を引き起こすためです。しかし、私たちの特殊な分散技術はこの不安定性を克服し、各粒子を完全に分散させた状態を維持しながら、樹脂成分と均一に混合します。その結果、他社では実現不可能なレベルの均一な混合を可能にすることに成功しています。一般的に、分散は強いせん断力を適用することで達成されますが、これには熱や装置の摩耗、さらには不純物の混入などの問題が伴います。私たちの技術はこれらの問題を解決し、高品質な分散・混合を実現します。
当社の強み
革新的な技術力:私たちは長年にわたる研究開発を通じて、他社には真似できない独自の分散技術を築き上げました。
高品質な製品:厳格な品質管理を行い、常に高品質な製品を提供しています。
柔軟な対応力:お客様のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。多様な分野での応用に対応いたします。
未来への展望
私たちの技術は、ナノ材料の分散において革新的であり、さまざまな産業分野において新たな可能性を開きます。これにより、より効率的で高性能な製品の開発が可能となり、産業の進化に貢献します。私たちは今後も研究開発を続け、さらに優れた技術を提供していくことをお約束します。
詳細は川邑研究所へお任せください!