航空宇宙・半導体向け塗料

ロケット
日本の宇宙開発におけるラムダ、イプシロン、H-Ⅰ、H-Ⅱ、H-Ⅲなどのロケット群は、さまざまな実験や探査ミッションを成功させるための基盤となっており、その多くで当社の技術や製品が採用されています。新規に開発中のロケットにも、その実績と信頼性を背景に、私たちの製品や技術が幅広く採用されています。
人工衛星・探査機
日本は宇宙技術で様々な成果を挙げています。「おりひめ」「ひこぼし」「はやぶさ」シリーズや「ISS日本モジュール(きぼう)」、月面探査機、観測用衛星がその例です。「DEFRIC」コートは、これらのプロジェクトで耐環境性や高潤滑性のため採用されています。その実績から、今後の宇宙開発でも期待されています。
大学・ベンチャー企業向け
デフリックコートは、その高い性能と信頼性から宇宙開発の分野で高い評価を受けています。香川大学、静岡大学、名古屋大学、千葉工業大学などの著名な大学をはじめ、多くのベンチャー企業からも採用の依頼を受けています。デフリックコートは、摩擦を低減させるための重要な役割を果たし、さまざまな宇宙機器の性能向上や寿命延長に寄与しています。
専門機関よりの新規開発案件
JAXAやNASAをはじめとする公的宇宙開発機構から宇宙用コーティング剤の開発依頼を多数受けています。宇宙の過酷な環境においても耐え得る高品質なコーティング剤のニーズが高まっていることを示しています。当社のコーティング技術は、宇宙の真空、極端な温度変動、放射線といった条件下でもその性能を維持し、宇宙機器の保護や機能の最適化に貢献しています。
半導体製造装置
半導体の製造には高い精度が求められます。製造装置の搬送部の摺動性能は品質に直接影響を与えます。「DEFRIC」は、発塵防止、低摩擦係数、電気抵抗値調整の特性を兼ね備え、摺動の最適化に寄与しています。この技術は、製造プロセスを効率的かつ安定に進め、半導体の品質を一層向上させる鍵となっています。