【新規開発品】プラスチック向けPFASフリー潤滑塗料
概要
本社独自の研究開発により、プラスチック基材への優れた密着性を実現するPFAS及びシリコン不使用の新世代固体潤滑塗料を開発いたしました。この塗料は、独自の組成と分散技術により、従来のPTFEベース塗料を超える耐久性と低摩擦特性を有しています。以下に、本開発品の特徴を示しています。
・低摩擦性
・耐摩耗性
・薄白色透明な被膜を形成
・常温乾燥可能
・さまざまな基材への優れた密着性
・弊社従来品より高硬度
・PTFEを使用した従来品と同等の撥水撥油性
各種性能評価｜PFASフリーとPTFE塗料の特性比較
ABS基材に対して、弊社既存品塗料とPFASフリー（PTFEフリー）開発品をスプレー塗装し、70℃で強制乾燥させ、各種評価を実施しました。プラスチック基材への密着性向上と摩擦係数の低減効果により、従来より硬度の高い被膜を形成することができます。
摺動試験結果｜PFASフリーとPTFE塗料の摺動性比較
ボールオンプレート摺動試験による、PFASフリーとPTFE塗料の性能比較では、0.5kgの荷重をかけたPVCボールを用いた往復摺動試験を実施しました。この試験により、PFASフリー塗料がPTFE系塗料と比較しても、優れた摺動寿命を有することが確認されました。
各種基材への密着性
当社の新開発塗料は、様々なプラスチック部材に対する優れた密着性を実現します。この密着性の最適化により、使用する基材の種類を選ばず、幅広いアプリケーションでの利用が可能です。
ガラス板塗布時の外観
従来のPTFE塗料の使用時に見られた外観が白く変化する問題を解決し、当社の新開発PFASフリー塗料では、外観の透明性を保持することが可能となりました
光学部材のような高透明性が求められるものに対しては、別途調整が必要になります。
詳細は川邑研究所へお任せください！
